川崎市多摩区の遺品整理事情
このところ上着を羽織る気候になりましたが、作業中は、まだまだ半そででも汗ばみます。
季節の変わり目をとわず、遺品整理のご依頼は頻繁です。
さて、ここ多摩区はいわずと知れた丘陵地帯の造成地。われわれに舞い込む遺品整理は、このような地域からのご依頼が多数寄せられます。
今回は、東京と横浜にお住まいのご親族さまから、多摩区にお住まいであったご両親宅の整理のご依頼です。整理宅は、坂の上の住宅地で階段上の私道のドン着きにあります。
このようなケースでの注意事項は、お見積もりでうかがった時点で、ご近隣にへのご挨拶と調整が必要となります。運搬車輌は4台ほど必要ですので、当日ご近隣の方の車の出入りの有無などがあるかないか、またある場合、時間帯は何時かなどです。そのときには、運搬車を速やかに移動しなければならないからです。今回は、8件ほどのご挨拶とお願いでした。
遺品整理という作業は、引越し作業よりはるかに手間がかかるのはご想像のとおりです。引越し作業は、パッキングされた家財をパネルトラックに積載すれば終了ですが、遺品整理は、人が生活していた状態から全ての家財道具を分別パッキングして原状回復しなければならないわけです。
ベッドは、解体が必要ですし、大型のテレビを2階から降ろすには技術がひつようです。そして冷蔵庫の内容物、大きな食器棚に詰まっている細々とした食器や道具類、消火器、シンク下のなべ釜オイル類、はたまた、洗濯機の中には洗濯物が残っていることも・・さらに各部屋にエアコンが備え付けられて入れば3,4台の取外し作業が必要となり、そのため作業中は常に、作業形態を考えながら動き続けねばなりません。
また戸建の整理は、お庭も加わるケースが多くなります。空家の場合、のちのちの事を考え、庭木の伐採作業が加わります。こうしておけばしばらくの間は、お隣からの苦情が防げます。
特に無人になった庭木には害虫が発生しやすくなります。今回も木の幹にビッシリ、茶毒蛾が巻きついていました・・・鳥肌です・・・まいりました・・毒蛾が撒きついているスパンは約70センチでしたので、木の上部を手で持って毛虫が飛び散らないよう、地面近くでチェーンソーを入れ、そーっと持ち上げビニールにいれ運び出し。毛虫だけはぞーっとします。案の定、翌日にはわき腹あたりに刺された後がびっしりと・・・(涙)。
庭の整理と同時進行で家財を運び出していきます。家屋は私道より人が一人、通れる1メートル幅の通路奥にあり、さらに変則の階段を10段ほど上らなければなりません。このような地域事情の遺品整理作業は、手馴れた人員の投入が必要不可欠となります。
一人暮らしの母が亡くなり、身内と話合いで、家は売却するかまだ結論はでていないのですが、とりあえずこのまま、ほうっておくこともできないため、家の中の遺品の整理をすることにしました。
お電話で問い合わせたとき親切にアドバイスいただき御社に依頼することにしました。あと、庭木の処分と草刈もやっていただける点も決め手のひとつでした。
遺品整理の作業も近所への挨拶などもおこなっていただき作業も無事に終わりほっとしています。作業も丁寧で思ったより早くおわり頼んでよかったなと思います。
ありがとうございます。お客様のように遺品整理の後、家屋をどのようにするかには、数年の時間を要することもよくある話です。とりあえず賃貸の場合は、家賃などを払い続けることは、はっきり言って無駄な出費となり、すぐの遺品整理が不可欠です。戸建の場合、衛生面や、外回りの雑草が伸びての苦情また火災の問題が発生します。先ず、何を置いても残された遺品を整理して、心配の種をなくすことは賢明な判断となります。