川崎市中原区の遺品整理【川崎よろずカンパニー】

中原区は古い町で、小杉御電殿町では地主さんから屋敷内外の片付けをよく承っており、リピーターのお客様も数多くいらっしゃいます。
加えてお寺さんは、敷地に放置された自転車やバイクの撤去に手を焼いているというお話もよく耳にします。

そのような中原区で、今回ご依頼がありました遺品整理現場は、路地奥に建つ古い長屋風アパート。病院にてご逝去後の遺品整理です。ご親族は長野県にお住まいで、そう頻繁に来れないとのご事情です。そのため、遺品整理の打ち合わせは予めお電話で済ませて、当日の午前9時に現場で待ち合わせとなりました。

このように川崎よろずカンパニーでは、ご遠方でお急ぎのお客様のご事情を加味してすぐに遺品整理を行う事もあります。もちろん原則は事前にお見積りを済ませ、費用をお伝えしてからの作業となるのですが、今回は生前にご入院された時に付き添われたそうで、ご遺品の量を大方把握されていました。

ご夫婦でお住まいだったアパートは2DK。とっても築40以上前に建てられた物件に良くあるように、アパートは狭隘な土地に大工さんが自由に建てたと想像され、台所のスペースも小さく作られています。こちらにご主人のご逝去後、奥様がお一人でお住まいだったそうです。このような女性一人住まいのケースは、こざっぱりとしていて家財の量も少ない場合も見受けられます。ただし少ない少ないといっても人が生活するにあたって使用していた家財は、10立方以上あり軽トラックでは間に合いません。

お話で伺っていたとおり建物までの路地はとても狭く2ｔ車が通過できるか分かりません。もし入れなかった場合は、積載まで30メートル以上の運搬移動が必要となって作業量が増えてしまいます。幸いにもやっとの事で車輌は通過できほっと一息です。こんな場面では運転技術が物を言います。車の横には、人が、一人が通れるスペースを設ける為、乗降は運転席からはできず助手席からとなります。

川崎では、中原区に限らず様々な地域でこのような現場での遺品整理のお片付を行ってきました。

新興住宅地は、区画整理され道路幅も広く設けられていて、駐車の悩みはめったにありません。しかし古い町並みはこのように入り組んで建物が建てられていて駐車スペースがとりづらいわけです。私などは、子供のころからこのような町並みで泥だらけになり走り回った世代ですので、顔をつき合わす隣近所には人情があり、親しみが湧く地域でもあります。

ただし風情もありますが、狭い場所での火災は怖くもあります。空家になった家屋の遺品整理を急ぐ理由はここにもあるわけです。特に賃貸の場合は家賃を払い続けるのもご負担になりますし、いち早くの遺品整理を望まれる方が殆どです。

さて、遺品整理作業ですが、車が現場目の前に付けられた事も幸いして、リサイクル家電の冷蔵庫と洗濯機を運び出し、エアコンを取外して食器棚、布団、ストーブ等の大物を積込み、なべ釜アルバムなど細々した物を分別しながら整理していきます。最後にカーテンと照明を取外し、簡易清掃を済ませます。物が多くなかった事もあって作業時時間は4時間ほどでした。

最後にお客様に、現状回復のご確認頂きまして遺品整理は終了です。